ジャコウ猫の糞から採取され、世界一希少と言われる「コピ・ルアク」ですが、実際の味わいはどの様なものなのか?
友人からブレンドではありますが、ドリップバッグをいただいたので飲んでみました。
ぶっちゃけていうと、普通の深煎り豆と大差ないやん!という印象。。。ブレンドとはいえコピ・ルアクなので期待していたのですが、、、
本来のコピ・ルアクはどの様なものなのか気になったので、コピ・ルアクのでき方から少しまとめていこうかと思います。
ジャコウ猫の糞から採取するコーヒー
コピ・ルアクとはジャコウ猫の糞から採取されたコーヒー豆のことをさします。
そもそもジャコウ猫は雑食ですが、ちゃんと熟したコーヒーチェリーしか食べません。熟したコーヒーチェリーはジャコウ猫の体内で分解され種の状態(コーヒー豆)になります。その後、ジャコウ猫の腸内で発酵し、糞となって消化されないまま体外に放出されます。
この糞から採取したコーヒー豆がコピ・ルアクと呼ばれるのです。
腸内での発酵作用によってそのコーヒー豆に独特のフルーティーさや香りがつくのではないかと言われています。
元々インドネシアの島々で生産されているコーヒーで、その希少性から価格も上がり、世界一高価なコーヒーとして広く知れ渡る様になりました。
スマトラ式といい、コピ・ルアクといい、インドネシアの方々は独特なコーヒーの精製をしますね。。。
コーヒーの精製方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
純正のコピ・ルアクとは
本来のコピ・ルアクの味わいとしては、焙煎度合いにもよりますが、チョコレートのような甘さを感じる香りや、独特のフルーティーな味わいが特徴的な様です。
スッキリとはしているけど、コクがある。癖はあるけど、飲みやすい。そんな感想を抱く人が多そうです。香りを抜きに見れば、酸味系のコーヒーとも捉えられそう。
また、コピ・ルアクはジャコウ猫の腸内で発酵される間にカフェイン量も通常の半分程度まで落とされるそうです。この辺りも飲みやすさに起因してそう。夜に飲んでも問題ないと言われるのはこのカフェイン量が大きいですね。
コピ・ルアクのブレンドの味わいは
今回いただいたのが、こちらのブレンドのドリップバッグです。30%がコピ・ルアクで70%は普通のコーヒー豆とのこと。
コピ・ルアクと一口に言っても、インドネシア、フィリピン、ベトナムなどなど様々に製造されています。ジャコウ猫が食べたコーヒーチェリーがアラビカ種なのかカネフォラ種なのかと言ったところでも違いが出てきます。
勝手な想像ですが、今回のはカネフォラ種が混ざってそう。。。
飲んでみた感じは、言われてみればビターチョコのような濃く深い香りはするかも…。味わいは苦い!という印象が強いです。ただキレはよく、それでも飲みやすいという印象は抱けました。
ブレンドかつドリップバッグだとこれが限界かも。。。
正直そこらへんのドリップバッグと大差ないというのが感想です。やはり飲むなら純正がおすすめですね。
ドリップの仕方
とはいえ、エグ味は少なく、ドリップはうまく言ってる印象を受けたので、簡単なレシピを紹介しておきます。
粉量は10g。公式では180gの湯量でしたが、少し注ぎすぎかなと感じたので、170gでやってみました。
カップが底浅だったので、注ぎはゆっくり目で1投で170g注ぎ切りました。コーヒー粉が湯に浸るのでそのまま2分経つまで待ちます。
注ぎ初めから数えて2分経過したところでドリップバッグを外します。
すると、味わいしっかりながら、キレの良いコーヒーの出来上がりです!
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
コピ・ルアクといえども様々あるんだなと学びました。
試したいなという方にはぜひ多少高価でも純正のコピ・ルアクを試していただきたい!安価なものだと期待してた味わいの変化は感じられないかもしれません。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。
コメント