粗挽きってどれくらいの粒の大きさなの?
挽き目による味わいの変化ってどんな感じ?
コーヒー豆の挽き目の目安ってわかりにくいですよね。私も分かりにくいなと思います。
特に扱うグラインダーやミルが異なれば、どこの数値に設定していいのかも悩みます。
今回はそんな悩みを解決していきましょう。
実際の粒の写真も交えつつ、これを見ればもう挽き目で悩みません!
コーヒー豆の挽き目の大きさは味わいに大きな影響を及ぼします!
この記事ではっきりさせましょう!
- コーヒー豆の粒の大きさと味わいの変化の関係性
- それぞれの粒の大きさ
- それぞれの挽き目で使う器具
コーヒーの粒の大きさ
コーヒーを挽いた際の粒の大きさのことを粒度と言います。
同じ粗挽きと言っても器材によってその範囲は変わり、
より細かく粒度を分けて設定できる方がいい器材とされています。
1つずつ粒の大きさをみていきましょう。
粗挽き
粗挽きは目安としてグラニュー糖より大きい粒度と言えるでしょう。
1つ1つの粒の粗さがわかり、大きさも視認できるレベルですね。
器材によってもその範囲は変わってきますが、
10段階挽き目を調整できる機械で6~10は粗挽きと言えるでしょう。
実は範囲が広めです。
透過法で抽出する際にはあまり使われない粒度ですね。
フレンチプレスなど浸漬法の抽出の際によく使われます。
特に深煎りの豆などで、甘さをじっくり出したい際におすすめです。
中挽き
ざっくりグラニュー糖と同じか少し粗い程度の大きさが中挽きと言われます。
大きさはそれぞれ視認できるレベルではあるものの指感触はサラサラとしていて、
結構細かい印象を受けます。
10段階調節の器材で3~6の範囲が中挽きと言えるでしょう。
この粒度はよく透過法のペーパードリップで使用されます。
金属製のフィルターやプレス式だと粒が細かく、
コーヒーの中に粉が混じってしまう可能性があるため、あまり使われません。
細挽き
1つ1つの粒の大きさが視認しにくく、
指感触も滑らかに感じるものが細挽きと表現されます。
この段階になるとグラニュー糖よりも細かいと言えるでしょう。
10段階調節の器材で1~3の範囲が細挽きの範囲です。
ここまでくると、マキネッタなどでエスプレッソを淹れる際にも使用できます。
コーヒー業界ではカッピングというコーヒーの味わいの評価をする際に使われやすい挽き目です。
極細挽き
上記以外にも極細挽きと表現されるものもあります。家庭ではあまり使用しないかもしれませんが、カフェでエスプレッソを抽出する際に使用されます。
粒度と味わいの関係
コーヒーの粒度は抽出した際の味わいに大きな影響を与えます。
焙煎度合いなどで大枠の味わいを確定しているコーヒーの最後の調整部分と言えるでしょう。
抽出したコーヒーを美味しいと感じるか否かはここで変わってくると言っても過言ではありません。
コーヒーの粒度は細かいほどに成分が抽出されやすく、粗いほど味わいは出にくくなります。
酸味系のコーヒーの酸味を消したりはできないのですが、
それを薄くしたり濃くしたりは粒度で調節できます。
またコーヒーの成分は苦味成分から抽出され、酸味、甘み、エグ味の順で出てきます。
ただその出方も苦味は抽出時間中右肩上がりに出るのに対し、
酸味は山なりに出てきたりとブレがあります。
コーヒーの粒度によりどの段階の味わいを出すのか、酸味がピークの時にするのか、苦味がピークの時にするのかは調節できます。
目に見えない範囲なので、検証を重ねる必要はありますが。
また、細かいと成分が抽出されやすく、すぐにエグ味が出てしまいます。
そうするとなんか美味しくないという印象になってしまいがち。
抽出の際はおすすめされた挽き目(中挽きなど)の範囲内で粗めのものからスタートしてみるのがおすすめです。
焙煎度合いと粒度
焙煎度合いによってもコーヒーの粒度の調整は必要です。
ペーパードリップであれば中挽きの範囲内での調整になるでしょう。
その中でも焙煎の深いものは粗めの数値で挽いてみる。
浅煎りのものであれば少し細かくしてみるなど。
同じ中挽きでもその数値によって味わいが大きく変わってしまいます。
個人的には粒度については、粗中細だけでは表現が足りないなぁとも思います。
なかなか表現は難しいですね…。
まとめ
コーヒーの粒の大きさについてご理解いただけたでしょうか?
わずかに粒度が異なるだけでかなり味わいが変化するので、
個人的には粒度の設定は細かくできるグラインダーがおすすめです。
おすすめの器材のリンク貼っておきますね。
ちょっと値段は高くなってしまいますが、
こだわりを持っている方にはおすすめできます。
それぞれ細かく粒度設定が可能で、私も家で使用しています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。
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