エスプレッソとは？ドリップコーヒーとの違い！

カフェでは定番とも言えるほど必ずメニューに存在するエスプレッソですが、飲んだことない方や馴染みのない方も多いはず。海外では浸透しているエスプレッソですが、日本ではあまり飲む文化がありません。

なぜなのか、そんなエスプレッソの文化にも触れながら解説していきます。

エスプレッソとは？

エスプレッソの語源はExpressで、急速にという意味があります。その名前の通り、エスプレッソとは専用の機械を用いて、高い圧力をかけることで急速に抽出するコーヒーのことをさします。

圧力をかけ、高温で抽出するため、ドリップコーヒーよりも短時間で効率の良い抽出が可能となっています。その分普段のドリップコーヒーと同量を抽出すると、エグ味が出てしまいあまり飲めたものじゃなくなってしまいます。

コーヒーといえばエスプレッソと言わんばかりに広まっているのが、エスプレッソ発祥の地でもあるイタリアです。19世紀にイタリアのミラノで生まれたエスプレッソは、1906年のミラノ万博で発表され、その後先進諸国に広く広まることとなりました。

当時のヨーロッパ諸国ではナポレオンの大陸封鎖令により、コーヒーが不足していました。その結果少量のコーヒー豆でもコーヒーが飲めるように開発されたのがきっかけでした。

ドリップコーヒーとの違い

ドリップコーヒーとエスプレッソの違いをまとめていきましょう。

エスプレッソは急速に抽出することから、味わいとしてはかなり濃く、コーヒー豆の酸味や苦味をダイレクトに感じることができます。

ドリップコーヒーでは、味わい香り、濃度ともにドリップの仕方によってバランスをとりやすく、エスプレッソほど強烈に苦味や酸味を感じることはありません。その分淹れ手によって味わいに変化もつけやすいと言えるでしょう。

エスプレッソの総量は20~40ml程度とごく少量となります。本場イタリアでは出勤前に砂糖を入れて、気つけのように一気に飲むのが主流の様です。

ドリップコーヒーは淹れ方によってまちまちですが、大体1杯200ml~300mlがスタンダードかなと思います。

1杯あたりの量的満足度はドリップの方が高いですね。

両者ともに同量で抽出した場合に限り、エスプレッソの方がカフェイン量は多くなります。高圧力で成分を抽出している分当然カフェイン量も濃くなります。

しかし、普段通りの抽出量でそれぞれを淹れた際には、やはりドリップコーヒーの方が、カフェイン量は多くなります。エスプレッソの10倍近い量になるので流石にそこまでエスプレッソも濃くないのですね。

その他にも、抽出に使う器材の違いや、見た目の違いなどあります。

エスプレッソは専用のエスプレッソマシンが必要になるのに対し、ドリップの器材は布やフィルターでのドリップが主流にないります。

見た目はエスプレッソは3層になるのに対し、ドリップは1層となります。

細かくあげると、かなり違いは出てきますし、ドリップコーヒーとは全く異なるものであることがわかるかなと思います。

エスプレッソの楽しみ方

ドリップに対して、かなり濃い味わいのするエスプレッソ。私がこれを楽しめるようになった経緯も含めて、楽しみ方をお伝えします。

エスプレッソも焙煎度合いによって味わいがかなり変化します。

最初は飲みなれてる苦味を感じるエスプレッソの方が飲みやすいかなと思います。苦味がきついと感じる方は、砂糖を入れてみるのがおすすめです。かなり飲みやすくなります。

エスプレッソは濃い味な分味わいの変化が顕著に感じられます。気温や気圧の変化によっても大きく変わります。

そのため、基本バリスタの方は毎日エスプレッソの味わいを見て調節しているのです。その変化を感じるのが、エスプレッソの一番の楽しみかと感じます。ちゃんと毎日調整しているところは、ちゃんと美味しいです。調整していないとすぐに舌の奥の方にエグ味を感じるようになります。

頻繁にエスプレッソを飲み味わいの違いを考えていると、その内わかるようになり、楽しくなってきます。私がそうでした。

そこからはカフェでとりあえずエスプレッソを頼む様になりましたね。楽しいですよこれ。

まとめ

エスプレッソの起源、ドリップとの違い、楽しみ方とまとめてみました。

これ以外にもカフェラテとしての楽しみ方もあります。エスプレッソとミルクの相性は抜群で、チョコやキャラメルと合わせる飲み方もあります。

ぜひ、自分に一番あった楽しみ方を見つけてみてください。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。