中国産のコーヒー豆の特徴は?味や香り、生産環境や歴史についても!

コーヒー豆

最近中国のコーヒー豆を見かけるけど、味はどうなの?

中国でコーヒー豆って生産できるの?

近年コーヒー産業の成長目覚ましい中国ですが、実際に飲んだことのある人はまだ少ないのではないでしょうか?

想像するより美味しいですよ中国のコーヒー!

今回はそんな中国のコーヒー豆の味わいや特徴、生産環境など詳しく解説していきます。

この記事からわかること!
  • 中国産のコーヒー豆の味わい・特徴
  • 中国のコーヒーの生産環境
  • 中国のコーヒーの歴史
  • おすすめの飲み方

中国のコーヒー豆の特徴

中国ではその広大な土地を活かしてコーヒーの生産に取り組んでいます。

中国国内では年々コーヒーの需要は高まっており、都市部でのカフェの数も増加傾向が続いています。

長い歴史を持つ国なこともあり、自然遺産も多く観光地としても人気の中国です。

訪れた方は飲んだこともあるかも知れませんね。

品種

中国では主にアラビカ種の生産が行われています。

その9割が雲南省にて生産されています。

海南省でもコーヒーの生産は行われていますが、こちらはロブスタ種がメインになっています。

雲南省で生産されたアラビカ種は品質も高く、ものによってはすでにスペシャルティーコーヒーとして認められているものもあります。

精製方法

中国では主にウォッシュドとナチュラルでの精製が行われています。

ウォッシュドの方が精製が安定していますが、この場合後味すっきりなコーヒーができます。

広大な土地があるためナチュラルでの精製も行っていますが、この場合は粘性のある甘さの続くコーヒーになります。

ナチュラルでの精製はしっかりとした雨季と乾季が必要となるため管理が難しいですが、その分複雑性のあるジューシーな味わいが作れます。

また、近年ではハニー製法も取り入れており、さらに独特の味わいを作れるようになっています。

成長著しい…。

中国のコーヒー豆の味わい

中国のコーヒー豆はクセの少ない味わいが特徴的です。

苦味や酸味が強すぎずバランスの良さを感じられます。

精製方法や焙煎によって異なりますが、ナッツのような味わいと香りと表現されることが多いです。

ただ、ハニー製法のコーヒーを飲んだことがあるのですが、浅煎りのこの製法の豆はライチジュースのような割としっかりとした酸味と甘みを感じれます。

そのため一概には言えないなという印象…。

生産環境

中国のコーヒー豆は主に雲南省で生産されています。

ミャンマーやラオスと隣接する地域で、プーアル茶などお茶の生産も活発な地域です。

標高が900~1200m程度の地域があり、寒暖差もしっかりあるためコーヒーの生産には適した環境と言えるでしょう。

また、雨季と乾季もあり、ナチュラル製法にも適した環境が整っていると言えます。

中国のコーヒーの歴史

中国でコーヒーの栽培が始まったのは20世紀頃です。

近隣アジア諸国と比較すると遅い方ではあります。

当初は政府主導で、雲南省思芽(シモン)にコーヒーの木が植えられました。

しかし、うまくいかず、その後民間企業の参入でコーヒー栽培が盛んになりました。

この時に貢献したのが「ネスレ」です。

この時から盛んであったタバコ栽培が、コーヒー栽培へと徐々に切り替わっていきました。

コーヒー市場の伸び

20世紀からコーヒー栽培を手がけ始めた中国ですが、2013年まではコーヒーはあまり飲まれていませんでした。

元々お茶の生産が活発な中国ではコーヒーよりもお茶を好んで飲む方が多かったのです。

しかし、2013年から2019年にかけて都市部の若者を中心にコーヒーが急速に浸透していきます。

元々1人当たり3.2杯だったコーヒーの消費量が、倍以上の7.2杯まで成長しました。

脅威の成長率…。

世界のコーヒー成長率が2%なのに対して15%という数字を叩き出しています。

人口の多い中国ですから、このまま成長すれば世界を牽引するコーヒー大国になりそうです。

成長の理由

中国でコーヒー文化がここまで急成長したのは生産環境の強化のみならず、若者への浸透があります。

カフェインの持つ覚醒作用が着目され、授業前などにコーヒーが良いと認識されて行ったのが大きな理由です。

また社交の場としてカフェが増えたことも要因として挙げられます。

スターバックスコーヒーの進出や、中国の大手コーヒーチェーン店の「Luckin Coffee」が店舗数を増やして行ったことがカフェの浸透につながっています。

今後も中国のコーヒー市場は目が離せませんね。

中国のおすすめコーヒーと飲み方

中国のおすすめコーヒー豆のご紹介です。

Donate Coffee

こちらは個人的におすすめのコーヒー屋さんです。

ネットショップのみで仕入れによってラインナップが大きく変わりますが、現在は中国のコーヒーも扱っています。

嫌気性発酵を行っており、ライチのようなピーチのようなジューシーかつ酸味と甘味を兼ね備えたコーヒーです。

かなりおすすめです。浅煎りが好みの方はぜひ!

Goridou Coffee Factory

こちらも嫌気性発酵を行ったナチュラル製法のコーヒー豆です。

Amazonや楽天にもあり買いやすい点でランクイン。

こちらも浅煎りなので酸味が好みの方におすすめです。

おすすめの飲み方

個人的には酸味の質が高いため、浅煎りがおすすめです。

クセの少ないコーヒーが好みの方は中煎り程度がバランスよく、おすすめです。

ドリップは基本的に下記記事の通りで問題ありません。

酸味を抑えたい方はドリップをゆっくり、甘みを引き出してあげるのがポイントです。

まとめ

中国のコーヒー豆についてでした。

今後も成長の見込めるコーヒーのため、要チェックです。

急成長ながら品質は高いので期待値高めです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。

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