フラットホワイトとは？カフェラテやカプチーノとの違いを徹底解説！

近年スペシャルティコーヒーを専門に扱うカフェが増え、それとともに「フラットホワイト」というメニューを目にする機会も増えてきました。

結論から述べるとフラットホワイトとカフェラテは同じものと考えて良いでしょう。

厳密な規定は特になく、歴史的に見ると違いはありますが、現状はそれぞれの解釈によって異なります。

そのため、どのカフェでどんなものがフラットホワイトとして出てくるかは分かりません。

詳しくまとめていきます。

フラットホワイトとは

フラットホワイトとは1990年代に南半球のカフェで誕生したドリンクです。

発祥の地はオーストラリアとする説とニュージーランドとする説の2つがあり、はっきりとはしていません。

フラットホワイトは当時の作り方では、エスプレッソコーヒーを使用し、その上に温めた牛乳と薄いフォームドミルクをFlat(平ら)に乗せたものを言いました。

フォームの量が少ないため、きめ細やかで滑らかなフォームドミルクが要求されるのが特徴的です。

また、エスプレッソと牛乳(フォームドミルク含む)の比率が大体1:3としているところが多かったようです。

そのため、エスプレッソの味わいをより感じやすく、飲みやすいドリンクという認識が強かったようです。

発祥の地とされていることもあり、オーストラリアやニュージーランドなど南半球のカフェでは定番のメニューなのがフラットホワイトです。

1990年代当時はコーヒーのセカンドウェーブの時代とされ、エスプレッソドリンクが人気を博していました。
※現在はサードウェーブとされています。

エスプレッソにミルクを加えたドリンクが総じてホワイトコーヒーと呼ばれ、次第に薄いフォームドミルクを平らにのせるようになり、フラットホワイトへと名前が変わっていきました。

現在ではアメリカやヨーロッパでも親しまれるようになり、その流れから日本でもメニューに乗せられるようになりました。

カフェラテ、カプチーノの違い

【カフェラテ】
エスプレッソ:牛乳=1:4
私が働いていたカフェでは牛乳を温め、フォームを加えた際に重量が1.1倍になるものをカフェラテとしていました。

【カプチーノ】
フォーム量が多いカフェラテ
牛乳にフォームを加えた際に重量が1.3倍以上になればカプチーノと呼んでいました。

【フラットホワイト】
エスプレッソ:牛乳=1:3
牛乳にフォームを加えた際に重量が1.1倍も増えないもののことを指していました。

発祥当時から考えた規定と、私がカフェで習った情報とはかなり差異があります。

色々なカフェを転々としてきましたが、現在ではフォーム量で調整しているカフェが多いように感じます。

歴史的に見るとエスプレッソを濃く感じる飲み物ですが、日本のカフェだと牛乳量は変わらずフォームの量が変わるのみなのでどちらかというと牛乳感を強めに感じることが多いでしょう

口当たりの滑らかさやフォームの艶感は発祥の頃から変わっていないとは思いますが、その辺りも明確な規定があるわけではないので個人の力量によるかも…。

自宅でフラットホワイトの作り方

1.エスプレッソを1ショット落とす。
2.牛乳を温める。
3.フォーマーを使用し、フォームドミルクを作る。
4.カップにエスプレッソ、温めた牛乳を注ぎいれる。
5.表面に薄く平らにフォームドミルクをのせる。

自宅にエスプレッソマシンがあればそちらを使用して、無ければマキネッタなどを使用するのもいいと思います。

フォームドミルクは、エスプレッソマシンにスチームノズルがついていればそちらを利用して上げるのが良いでしょう。

牛乳を温めつつフォームドミルクを作ることができます。

無い場合は牛乳をレンジなどで温め、その上で市販のフォーマーでフォームドミルクを作ってあげましょう。

この時にフォームをなるべく少なく、滑らかな質感に仕上げることが重要です。

意外と自宅でも簡単に作れるものです。

休日の朝など時間のある際に飲んでみると楽しいですよ。

フラットホワイトの楽しみ方

ここからはフラットホワイトの楽しみ方をまとめていきます。

朝、あるいはブランチなどのタイミングで一緒にいただくのはおすすめです。

飲みやすく、ミルクも含まれているので、無理なくいつもより満腹感を味わえます。

また、グラノーラやメープルホットケーキなどとの相性もよく、ペアリングとしてピッタリです。

少し朝の時間に余裕がある際に特におすすめです。

個人的にとてもおすすめしたいです。

マキネッタや、市販のフォーマー、ガスコンロがあればキャンプ時にも作ることができます。

普段のキャンプにワンランク上の贅沢をしてみるのはいかがでしょうか。

アウトドアで運動した後や少し落ち着けるタイミングにフラットホワイトはちょうど良いでしょう。

ぜひお試しください。

来客があった際にフラットホワイトはおすすめです。

友人の家に訪れて、茶菓子とフラットホワイトが出されたら感動ものです。

フラットホワイトは様々なスイーツとも相性が良いため、お客様に出して失敗ということはほぼありません。

牛乳のアレルギーだけ気をつけましょう。

まとめ

フラットホワイトについてまとめていきました。

フラットホワイトは

• 1990年代南半球発祥のミルク入りコーヒー
• オーストラリアかニュージーランド発祥
• フォームが薄くきめ細やか

という特徴がある飲み物です。

現在ではカフェラテやカプチーノとはフォームドミルクの量で差を持たせているカフェが多いように感じます。

マキネッタや市販のフォーマーを使用すれば、自宅でも比較的簡単に作ることができ、アウトドアにもおすすめです。

朝食やスイーツとの相性もよく、様々なシーンで飲みたくなる飲み物ですね。

南半球では定番のメニュー「フラットホワイト」でした。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。