コーヒーってどこで作られてるの?
コーヒーに適した環境とかあるのかな?
コーヒーの木の栽培に適した環境は存在します。
その環境が整っている地域を「コーヒーベルト」と呼んでいます!
コーヒーの木はどこで栽培されているのか?コーヒーの木を栽培するのに必要な条件は?その答えは「コーヒーベルト」にあります。
コーヒーベルトとはなんなのか?日本との関係も含めて解説していきます。
- コーヒーベルトは赤道を中心に南北25度の地域
- コーヒーベルト内の気候は雨季と乾季のみ
- 沖縄県石垣島や東京都小笠原諸島もコーヒーベルト範囲内
コーヒーベルトとは
コーヒーベルトとはコーヒー豆からできたベルトのこと…ではありません!
コーヒーベルトとは赤道を中心として、南北25度に広がる地域のことをさします。近年では地球温暖化に伴い、範囲が広がっているかもという話もありますが、現状はまだ25度の範囲内となっています。
現在、一般的に流通しているコーヒー豆のほとんどは、このコーヒーベルト範囲内の国々の生産しているものです。例えば、ブラジルやルワンダ、ケニアやグアテマラなど。アフリカでも中南米でも南北25度範囲内の国々となっています。
ちなみに、エチオピアもコーヒーベルトの範囲内の国です。コーヒー発祥の国としても知られているエチオピアですが、その時から変わらずコーヒーの木はその気候を好んでいることがわかります。
日本は?
日本の緯度は北緯20~46度あたりとされています。つまり端っこはギリギリコーヒーベルト内に含まれています。
大体、沖縄県の石垣島や東京都の小笠原諸島はコーヒーベルトの範囲内に入ります。
では、この地域ではコーヒー豆の栽培をしているのかというと、大量栽培にはいたっておらず、市場に出回ってる量もごく少ないものとなっています。直接出向けば買えないこともないですが、都内で見れる機会はほとんどないですね。
なぜ、大量栽培ができないのか?
コーヒーベルトと日本の関係
実はコーヒーベルト内に位置すれば全てコーヒー豆に適した環境であるとは限らないのです。
特に日本の場合は四季があり、台風も頻発するため、コーヒーの栽培には適していませんでした。コーヒーの木はかなり繊細で、日照雨量や気温、昼と夜の気温差、害虫への対策、土壌など様々な条件が必要となってきます。
また、冷害対策も必要となってきます。小笠原諸島でコーヒーの栽培が定着しなかったのはこの要因が大きいとされています。
気象条件を全てクリアできるように人工的に作れれば、日本国内でも安定してコーヒー豆の栽培が可能ではありますが、そこまでやっているところはほとんどありません…。
コーヒー栽培に必要な条件などは下記記事を参照して見てください。
ちなみに、全く栽培していないわけではなく、農園の並々ならぬ努力によって、沖縄県石垣島や鹿児島県徳之島、小笠原諸島ではまだ栽培している農園もあるそうです。ちょっと気になりますね。私はまだ出会えたことがありません。
まとめ
コーヒーの木の栽培がいかに繊細かつ気を使うのかが伺えますね。特定の気象条件下でしか扱えないのは大変なことです。奇跡とも言えるレベルでコーヒーは出来上がっています。
なおさら農園の方々、焙煎士の方に敬意を払いたいなと思います。
知識を深めると普段の1杯がさらに美味しく感じれる気がしてます。気のせいでしょうか。
こういった知識で、皆様がコーヒーをより楽しめたら嬉しいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。
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