コーヒーは日本では生産されないのかしら?
日本でもコーヒーの木は栽培可能です!
ただ、条件が多いので、ここでその条件を見ていきましょう!
コーヒーの木は国内でも栽培可能です。しかし特定の条件下でしか元気に育たないので、その条件をしっかり押さえて栽培してあげることが大切になってきます。
その条件とはなんなのか、解説していきます。今では100均でも購入可能なコーヒーの木は観葉植物としても人気が高いので、自分で育ててみるのも面白いかも?
- コーヒーの木の栽培に大切なのは、土壌、日照、雨量、病害虫対策、気温!
- アラビカ種のコーヒーの木は収穫までに6年かかる!
コーヒーの木とは
そもそもコーヒーの木はアカネ科コフィア属の植物です。もともと、熱帯アフリカなどに生息する植物で、その土地特有の気温、雨量、日照、湿度を好みます。そのため、日本で育てるには少し骨が折れます。
元々の気象条件が満たせる範囲が、赤道を中心に南北の緯度25度の範囲内で、「コーヒーベルト」と呼ばれる地域です。
コーヒーベルトに関しては下記を参照して見てください。
栽培に必要な条件とは?
コーヒーの木は上手に育てれば、写真のように綺麗な赤い実をつけ、コーヒー豆を採取することもできます。アラビカ種のコーヒーで大体6年程度必要ですが…。
上手に育てるために大切なのは、土壌、日照、雨量、病害虫対策、気温の5つです。1つずつ見ていきましょう。
土壌
コーヒーの木に限らず、植物の栽培には土壌が大切になります。
特にコーヒーの木の土壌には肥沃さ、水はけの良さが求められると共に、アラビカ種であれば弱酸性の土壌が好ましいとされています。
火山灰質の土壌は、コーヒーの木に必要な栄養素を多く含んでおり、栽培には好まれています。
日照時間
コーヒーの木は繊細で、日照時間が多ければすぐに葉が焼けてしまいダメになってしまいます。逆も然りで日照時間が足りなくてもすぐ枯れてしまいます。
1日に数時間は日照を与えてあげることが大切です。併せて、夏場は日差しが強くすぐ葉焼けを起こしてしまうので、時間は短めにとってあげたほうがいいでしょう。
コーヒーの生産が活発な地域では、コーヒーの木の近くにシェイドツリーと呼ばれる背の高い木を植えることで日照をコントロールしているようです。
雨量
日照と共に、雨量も大切になってきます。
アラビカ種であれば、年間降雨量2000mm程度が必要とされています。わかりにくいですが、かなりの量が必要になってきます。
しかし、だからと言って水を与え過ぎれば、水捌けが悪くなってしまいます。日本は四季があるため、コントロールが難しいですが、コーヒーベルト内のように、雨季と乾季を人工的に作れればベストです。
気温
気温もかなり重要な要素となってきます。アラビカ種であれば、平均18~22度が適正であると言われています。
コーヒーの木は特に寒さに弱く、10度を切ってしまうとすぐに枯れてしまいます。ここも四季のある日本では気を使わないといけないポイントですね。
病害虫対策
土壌の管理とも関わりますが、コーヒーの木は病害虫に弱いため、病害虫を寄せ付けない工夫が必要です。以前、サビ病が発生した際に、その農園のコーヒーの木が全てダメになってしまう事例も発生していました。
コーヒーの木は非常に繊細で、毎日の管理が必要となってきます。農園でコーヒー豆を栽培している人々の根気が伺えますね。
まとめ
コーヒーの木を日本で育てることはかなりの根気が必要となってきます。個人的には手を出したい気持ちはありますが、6年間面倒を見続ける根気はなさそう。。。
観葉植物として、興味がある方はぜひ!
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。
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