初心者でも簡単にお店みたいな味が出せるドリッパーを教えて!
家で豆からコーヒーを入れる時のおすすめのドリッパーを教えて!
そんな悩みを抱える方におすすめしたいドリッパーが、カリタのウェーブドリッパーです。
1~2杯出しなら155タイプ、2~4杯だしなら185タイプになります。カリタのウェーブドリッパーは初心者でもまとまりのある味わいが出しやすく、かつお店で淹れているような体験もできてしまう優れものです。
実際に私のカフェでも、アルバイトの人も扱いやすいように考慮して、カリタのウェーブドリッパーを使用しています。
ウェーブドリッパーの何がそんなに良いのか、器材の特性を踏まえて解説していきます。
- カリタウェーブドリッパーの特徴
- 安定した抽出ができる理由
- カリタウェーブドリッパーの弱点
カリタウェーブドリッパーとは
カリタウェーブドリッパーとは、画像上部の陶器の部分をさします。画像は155タイプで、1~2杯抽出用の小さいサイズになっています。
少しレトロさを感じさせる見た目と作りに、陶器の重さがおしゃれなのがウェーブドリッパーの特徴。色味の展開も多数あり、インテリアとしても人気の高い商品です。
構造の特徴は、フラットボトム型で、底面が平たくなっています。また、底面には3つ穴が空いていて、側面にリブ(隙間)はありません。
これらの特徴が、なぜまとまりのある抽出につながるのか。
抽出の特徴
カリタのウェーブドリッパーはなぜ安定的な抽出が可能と言われているのか?
その秘密は
- ウェーブフィルター
- フラットボトム型
- 3つ穴
の3つにあります。1つずつ解説していきましょう。
ウェーブドリッパー
画像にある通り、フィルターは側面が波打っているような形をしたウェーブフィルターを使用します。このフィルターしかハマらないので要注意です。
ウェーブフィルターのウェーブはドリッパー側面と、コーヒー粉との間に適度な隙間を作ってくれます。このウェーブ部分をリブと呼びます。
このリブがないと、コーヒー粉が側面に張り付いてしまい、湯抜けが遅くなったり、張り付いてしまってコーヒー粉に油が当たらなくなってしまいます。
リブを適切な数設置することにより最適な湯抜けのスピードが維持でき、安定的な抽出につながるのです。
フラットボトム型
底面が平らになっているタイプのドリッパーをフラットボトム型と呼びます。
平らになっているからこそ、底面でお湯が溜まる時間が作れ、多少お湯を多く注いでもブレの少ない抽出ができるようになります。また、お湯が底面で溜まる時間が作れれば、その分粉全体へ水分が通るようになり、まとまった味わいが出やすくなります。
特に初めてのドリップではスケールを確認忘れてしまってつい注ぎ過ぎてしまうことが多々あります。そんな時にもこのドリッパーはブレが少ないので助かりますね。
3つ穴構造
底面でお湯の溜まる時間を作っても、ある程度のペースでお湯が落ちていかないと、今度は過抽出になってしまいます。
そういった点も考慮して3つ穴構造になっています。同様に、3つの穴が離れて設置されているため、それぞれの点にお湯が流れる間、粉全体に湯が通りやすくなっています。
開発した方の考えの深さがうかがえるようです。様々なコーヒーをこのドリッパーで入れてきましたが、豆によって注ぎのペースを変えなくても安定的かつまとまりのある味わいを確認できるので、非常に助かります。
ウェーブドリッパーの弱点
そんなウェーブドリッパーにも弱点はあります。具体的には
- 円錐型と比較して、味わいの幅が狭い
- 台形と比較すると味わいにブレが生じる
- 若干注ぎのポイントを気をつけなくてはいけない
上記の3つが挙げられます。
ただ、これらは良い点とも通じてくるもので、ただ注ぐだけじゃ楽しくない。お店のような味わいを出したい。そういったメリットを出そうと思うと避けては通れないかなと思います。
ただ注ぐだけでよければ、台形型のドリッパーかドリップバッグが良いでしょう。
お店のような味わいを出したい!しかし、まだそれほどコーヒーの技術を知らない!そんな方におすすめの器材ですね。
またさらに、注ぎによって味わいの変化を楽しみたい上級者の方には円錐型のドリッパーをおすすめします。
まとめ
良くも悪くも器用貧乏的な側面を持つカリタのウェーブドリッパーですが、本当に使い勝手はよく、重宝しています。
何度も言いますが、お店のような味わいが出したいけど、抽出技術には不安が残る…そんな方に最もおすすめの器材です。ぜひ試してみてください。
その他おすすめの器材については下記記事を参照して見てください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。
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