コーヒー豆の品種って何があってどう違うの?
コンビニや缶コーヒーなどでは近年謳い文句となりつつある、「アラビカ種100%」。このアラビカ種とは一体なんなのか?そもそも、これまでのコーヒーは何種で、カフェで飲んでるコーヒーとは何が違うのか?てか、コーヒーの種類ってどれだけあるの?そんな疑問を抱いたことはないでしょうか?
実はコーヒー豆の品種は大きく分けて3つあります!
それぞれ栽培条件や味わい、流通量など全く異なってくるので、詳しく解説していきましょう。
1.アラビカ種
近年最もよく見かける「アラビカ種」。実はカフェで使われているコーヒー豆は九割九部がアラビカ種です。
よく聞く「ティピカ」、「ブルボン」、「モカ」、「ブルーマウンテン」なども実は、アラビカ種の一つです。大きく分けた3つの品種のうち、最も細かく品種分けができ、最も市場に出回っているのがアラビカ種で、現在のコーヒー市場の6~7割を占めています。
それだけにやはり、他の品種と比べて品質が高く、コク深い味わいや香り、クリアな酸味を感じることができます。焙煎によっても味わいの変化を大きく感じられます。おそらく普段意識をせずに飲んでるコーヒーは、ほぼアラビカ種なのではないかなと思います。
ただ、欠点として、標高900m以上の高地での栽培が適している事と病気に弱く他品種と比べ劣化が早い事が挙げられます。なので、農園の人はより気を使い丁寧に育ててくれているのでしょう。これだけ日本にしっかりとした品質のコーヒー豆があるのは、農園の人の努力のおかげですね。
2.カネフォラ種(ロブスタ)
アラビカ種の次に市場に出回り、有名なのがカネフォラ種です。アラビカ種が市場の6~7割を占めているのに対しカネフォラ種は残りの3~4割のほぼ全てを占めています。
つまり、世界のコーヒーのほぼ全てはアラビカ種かカネフォラ種という事です。
ちなみに、カネフォラ種は品種が一つしかなく、その名前で「ロブスタ種」と呼ばれることもあります。
カネフォラ種は苦味が強く、香りや酸味はアラビカ種に対して劣ります。かなり苦味特化のコーヒーで、砂糖やミルクを加えて飲むにはもってこいです。
栽培は、アラビカ種に比べて容易で、標高300mの低地でも栽培可能かつ病気に強いので、大量生産に向いているのはカネフォラ種と言えるでしょう。
そのため、缶コーヒーに使われているのはカネフォラ種のコーヒー豆が多いです。飲んでみるとわかるとおり苦味特化の味わいで、缶コーヒーにはほぼ確実に糖類が混ざっているのはそういう訳です。ストレートで飲むのはちょっと、、、気付けにはいいですが、基本苦過ぎるんですね。。。
3.リベリカ種
全体の流通量の1%にも満たない「幻のコーヒー」とも呼ばれているのがリベリカ種です。馴染みがない方も多いのではないでしょうか?
幻のコーヒーなんて、さぞ美味しいんじゃないのか?と思いそうですが、実はそんなこともないようで。。。
味わいはアラビカ、カネフォラ両種に劣るという評判が多いです。また成熟までの期間が長く、大木からコーヒーの実を採取するので収穫も大変な上、病気にも弱く、シンプルに生産量と味わいのパフォーマンス的に出回っていない様です。
ただ、ヨーロッパ周辺では消費されている様なので、ヨーロッパに行った際には少し注意深くコーヒーを飲んでみようかなと思います。
まとめ
以上にまとめたコーヒーの品種は三大原種とも呼ばれ、有名な品種です。ただ、味わい的にはアラビカ種がやはり圧倒的で、それ以外は正直あまりおすすめできません。ドライブの際の気付けに缶コーヒーといった目的がある際にはいいかなと思います。
日頃から高品質な豆を栽培してくれている現地の農園の方に感謝して、コーヒーをいただきたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。
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