コーヒー豆が新鮮で1番美味しいのはやっぱり焙煎したて?
焙煎したてのコーヒー豆が美味しいって聞くけどどうなの?
焙煎直後(焙煎から24時間以内)のコーヒーを飲んだことはございますでしょうか?たまに、注文してから焙煎をし、その場でコーヒーを淹れてくれるお店もありますね。
個人的には焙煎したてのコーヒー豆はおすすめできません。実はコーヒー本来の味わいを楽しむためには焙煎から数日後が良いのです。
その理由も含めて徹底解説していきます。
- 焙煎したてのコーヒー豆はおすすめしない!
- コーヒー豆は焙煎後3~7日目がベスト!
- どうしても早くコーヒーが飲みたい時の対策!
焙煎したては美味しくない?
焙煎したてのコーヒー豆には炭酸ガスが多く含まれています。この炭酸ガスは、焙煎工程の中で、コーヒー豆に生来含まれているクロロゲン酸などの1部が化学反応を起こして生まれてしまうのです。
炭酸ガス自体は悪いことではなく、むしろコーヒー粉に湯を注いだ時に膨らんで香りを放出してくれる良い要素も多いです。
しかし、このガスが膨らんでしまうことにより、湯とコーヒー粉との接触を阻害してしまうことがあるのです。そうすると、味わいが不安定になってしまいます。
特に焙煎が深くなるほどに炭酸ガスの割合は多くなってきます。そうなると、炭酸ガス自体の香りや、焙煎香などを必要以上に感じるようになってきます。
これらの要因から、焙煎したてのコーヒー豆は個人的にはおすすめできません。
コーヒーの飲み頃とは?
ではコーヒー豆のベストな飲み頃はいつ頃になるのでしょうか?
それは「焙煎後3~7日後」です。
焙煎度合いや、抽出器具によっても異なりますが、だいたいこの範囲内であれば、ガスの強烈な阻害は受けず、珈琲本来の味わいを楽しめるようになっているでしょう。
例えば、ハンドドリップでの抽出であれば基本3日おけば問題ありません。
しかし、エスプレッソとなると、抽出時に高圧力をかけるため、もう少ししっかりガスを抜いた方がいいでしょう。そしたら7日ほど間を空けてあげればちょうど良く抽出できるでしょう。
といった感じで、それぞれの抽出方法の特性によって置いておく期間をコントロールしてあげるのも大切です。
>コーヒー豆の保存方法はこちら
どうしてもコーヒーを早く飲みたい場合は
焙煎したてだけど、どうしてもコーヒーが飲みたい!そんな時もあると思います。
私の好みではありませんが、焙煎香のするコーヒーも好き。と言う方はいらっしゃいます。ガスが抜けてないから、人体に有害と言うこともないので、そのまま飲んでしまっても大丈夫です。
あくまで、コーヒー本来の味わいを楽しむベストなタイミング、と言うだけなので。好みは人それぞれですし、コーヒーの楽しみ方も人それぞれが良いと思います。
早く飲みたいけど、焙煎香はいやだ!と言う方は
- コーヒー粉にして1日おく
- 抽出の蒸らし時間を長めにとる
どちらかでいいので、対策してみてください。少なくとも、いつも通りそのまま飲むより、よく飲めるはずです。
コーヒー豆内部のガスを抜きたいので、粉状態にして、ガスが抜けるのを早めてあげる。または蒸らしの段階を伸ばす、事によって対策できます。
日数を置きたくない場合はお試しください。
まとめ
焙煎したてのコーヒー豆がまずいわけではありません。それはそれで楽しめる良さもあると思います。
ただ、コーヒー豆本来の味わいを大切にするバリスタの立場からだとおすすめしにくいと言う程度ですね。どうしてもそう言う意味からだと阻害要因になってしまうので…
先述しましたが、コーヒーの楽しみ方は人それぞれです。参考程度に思ってください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。
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