コーヒーにおける蒸らしって必要?
蒸らしで何がどう変わるの?
コーヒーの蒸らしはとても大切な工程です!
どのように味わいに変化を及ぼすのか解説していきます!
ドリップコーヒーにおける「蒸らし」は実はとても大切な工程です。
蒸らすことにより、コーヒー粉全体を濡らし、炭酸ガスを抜くことで
味わいを出しやすくします。
蒸らしの工程がないと、コーヒーの味わいが一気に薄っぺらくなってしまいます。
そんな大切な蒸らしの工程を詳しく解説していきましょう!
- 蒸らしの意味
- 蒸らしで変わる味わい
- 蒸らしのコツ
蒸らしの役割
蒸らしには、コーヒー粉全体を濡らすことで粉に含まれる炭酸ガスを抜き
コーヒー本来の味わいをしっかりと出す準備の役割があります。
この準備がしっかり出来ていないと、コーヒー全体が未抽出となってしまい
全体的に薄っぺらい味わいになってしまいます。
そもそもコーヒー豆は焙煎したてであるほど、炭酸ガスを多く含んでいます。
コーヒー豆の焙煎の際に、豆内部の水分が抜け炭酸ガスが含まれてしまうのです。
また焙煎が深いほどに炭酸ガスの量は多くなってきます。
炭酸ガスはコーヒーの抽出の阻害要因となってしまいます。
そのため、本格的な抽出に入る前に、しっかりとガスを抜くことが大切です。
焙煎したてのコーヒーが美味しくないと言われるのも、これが理由なことが多いです。
コーヒーの鮮度がわかる
蒸らしの工程によって、コーヒー粉の鮮度がわかるようになります。
先述のように、新鮮なコーヒーほど炭酸ガスを多く含んでいます。
そうすると、コーヒー粉にお湯を注いだ場合よく膨らむのです。
新鮮かつ深煎り豆ほど、蒸らしの段階で多くの炭酸ガスが出て、粉が膨らみます。
この膨らみ具合で
「あ、今1週間目だなぁ」
「あ、もう大分古くなってるんだなぁ」
というのが分かるようになってきます。
特に蒸らしで膨らんでる状態は香りもいいので、結構好きな時間ですね。
ゆったりと時間をかけて、美味しいコーヒーに思いを馳せる。
良い時間です。
蒸らしで変わる味わい
蒸らしは、コーヒー抽出において、なくてはならない存在です。
蒸らしのあるなしで大きく味わいが変わってきます。
具体的には、蒸らしを行っていないコーヒーは
薄味になりやすく、炭酸ガスの渋みや、雑味を多く感じます。
蒸らしを行うことによって炭酸ガスの渋みを抜き
全体のコーヒー粉から均一に抽出がなされるよう整えるのです。
また、蒸らしは一般的に30秒程度とされていますが
個人的には深煎りであれば1分程度とってもいいと思います。
これ以上はおすすめしませんが、多少長く時間を取った方が甘みを多く感じました。
蒸らしのコツとも繋がりますが、
まずは何よりもコーヒー粉全体を濡らすことが大切です。
濡れてない部分があると、そこからまた雑味が出てしまったり
不均一な抽出になり、飲む度に何か違うという印象を受けてしまいます。
均一な抽出というのも大切なのです。
安定感にも繋がり、再現性も上がります。
蒸らしの湯量に囚われず、全体を濡らすことを優先してあげてください。
まとめ
今回は蒸らしの重要性についてでした。
蒸らしはそのコーヒーの味わいを決める第一歩です。
この工程がないと、安定感のないブレブレのコーヒーになってしまいます。
皆様も蒸らしを使いこなして、常に美味しいコーヒーを楽しみましょう。
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。
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