コーヒー豆を購入する際によく見かける浅煎りや深煎りの意味って何かあるのかな?
そもそもコーヒー豆ってどうやってできるのか!から解説していきましょう!
スーパーやコーヒー屋さんでコーヒー豆を購入する際に見かける表記。「焙煎度」「深煎り」「浅煎り」とはどういう意味なのか?それによる味わいの差はどの程度生まれるのか?
さりげない表記のため流してしまう部分でもありますが、かなり味わいにおいて重要なポイントとなるので、詳しく解説していきます。
そもそもコーヒー豆とは?
そもそもコーヒー豆は何からできているのか?
実はコーヒー豆は果実の種からできているんです!
コーヒーチェリーと呼ばれる果実の実を剥がし、種の部分のみを取り出した後、水洗いしたり、乾燥させたりして生豆と呼ばれる段階に持っていきます。
そうしてできた生豆を輸入し、国内の焙煎士が焙煎していきます。
生豆はあくまで果実の種状態なので、そのままでは飲めませんし、おいしくもありません。
焙煎士が火を通し、その種から味わいを出して行かないと、一般的によく見る茶色〜黒色がかったコーヒー豆にはならないのです。
そして、その焙煎の度合いによって、コーヒー豆の味わいが大きく変わっていきます。
焙煎はコーヒーにとってとても重要なファクターなのです。
浅煎りって何?
自宅の浅煎り豆を撮影しました。
焙煎が軽いもの、見た目は薄茶色なコーヒー豆は大体浅煎りであると認識して良いでしょう。
浅煎りは文字通り焙煎が浅く、コーヒー豆が本来持ち合わせている、コーヒーチェリー由来の酸味や果実感が特徴的になります。
浅煎りながら中まで火が通ってるコーヒーは本当に美味しく、フルーツティーを飲んでいるような感覚にもなります。
私は浅煎り豆大好きです。
深煎りって何?
こちらも自宅の深煎り豆を撮影しました。
先ほどの豆と違い、黒光りしているのは大体深煎りだと考えて良いでしょう。
深煎りの豆は焙煎度合いが深く、コーヒーらしい苦味とコクを強く感じられます。
その分酸味や果実感というのは薄くなり、パンチの効いたコーヒーを味わえます。
苦めのコーヒーが好みの方には深煎り豆がおすすめです。
カフェインに差はあるのか?
浅煎り豆と、深煎り豆を並べてみると色味の違いは一目瞭然ですね。
味わいや見た目的には深煎り豆の方がカフェイン量は多いように見えますが、実は1粒あたりのカフェイン量は浅煎り豆の方が多いのです。
というのも、カフェインは本来コーヒーチェリー自体に含まれているもので、高熱に弱い性質を持っているのです。なので、焙煎度合いが深いコーヒーの方が1粒当たりのカフェイン量は少なくなります。
ただ、焙煎が深い分、深煎り豆の方が水分が飛び、軽くなります。
その結果1杯当たりのコーヒーに使用する豆の量が多くなり、1杯単位で考えるとカフェイン量に差は出ないのが実際です。
なので、カフェイン量を気にする際には、カフェインレスコーヒーやデカフェコーヒーを飲むのが安全でしょう。
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結論 1粒当たりのカフェイン量は、浅煎り>深煎り 1杯当たりのカフェイン量は、浅煎り=深煎り
まとめ
コーヒー豆の焙煎度合い、浅煎り〜深煎りの変化は、酸味〜苦味へ多大な影響を及ぼします。
また、一見すると深煎りなのに、中まで火が通っておらず、生っぽい嫌な酸味がある。といったこともあります。
その辺りは焙煎士の腕次第ですが、見た目と味わいについて一度じっくり観察してみると面白いかも知れません。
これまで酸味が嫌いだったのは中まで火が通ってないせいだったのかも知れない!と気づくこともあります。私自身がそうでした。
ぜひ知識も深めて、よりコーヒーを幅広く楽しんでいただけたら幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。
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