エチオピア産コーヒーの特徴とは?徹底解説!

コーヒー豆

エチオピア産のコーヒーの特徴って?

エチオピアのコーヒーの生産はどうなっているの?

コーヒーの生産量世界第5位を誇るエチオピアですが、アフリカ大陸内では生産量1位となっています。

コーヒーの発祥の地としても有名ですね。

エチオピアのコーヒーは果実のような酸味と甘みのバランスが良いことが特徴で、浅煎りベースで楽しまれる方が多いです。

酸味が特徴的なものの、バランスの良さから飲みやすいという印象を受けやすく、ストレートで楽しむ方も多いです。

今回はそんなエチオピア産コーヒーの特徴と味わい、生産環境や歴史まで詳しくまとめていきます。

この記事からわかること!
  • エチオピア産コーヒーの特徴と味わい
  • エチオピアのコーヒーの歴史
  • エチオピアのコーヒーの生産環境
  • おすすめのエチオピア産コーヒー

エチオピア産コーヒーの特徴と味わい

エチオピア産のコーヒーの特徴は綺麗な酸味と甘みのバランスの整った味わいです。

浅煎りで楽しまれることが多いものの、深煎りにしても苦味やコクをしっかり出してくれて楽しめるコーヒーです。

ただやはり酸味の質が高いものが多いので、個人的には浅煎りがおすすめです。

コーヒーチェリー由来の瑞々しさも兼ね備えており、ストレートで美味しいコーヒーが多いですね。

また香りもよく、チェリーやベリーを思わせるアフターやナチュラルであればワインのようにも感じる華やかさがあります。

特に有名なモカ

モカコーヒーという名前を聞いたことがある方も多いかと思います。

モカとはエチオピア産のコーヒー豆のことで、モカ港から輸出されたコーヒー豆は総じてモカと呼ばれています。

元々イェメンの都市だったこともあり、イェメン産のコーヒー豆もモカと呼ばれることもあります。

コーヒー・セレモニー

またエチオピアでは独特のコーヒー文化があることも特徴的です。

お客様に対してコーヒーを振る舞う儀式のようなもので、既婚の女性がコーヒーを3杯ほど振る舞ってくれます。

飲んだ人はコーヒーと女性を褒めるのがマナーだとか。

コーヒー好きとしては1度は経験してみたいセレモニーかもしれませんね。

エチオピアのコーヒーの歴史

諸説ありますが、エチオピアはコーヒー発祥の地として有名です。

山羊飼いが発見した説と僧侶が発見した説の2つが現状有力とされています。

ただ、9世紀ごろ発見されたコーヒーは当初飲み物ではなく、果物として食されていたそうです。

そこからさまざまな過程を経て、エチオピアでコーヒー豆が輸出されるようになったのは17世紀ごろだとか…。

歴史は深いながら、かなり時間をかけてコーヒーが今の形になったことがわかりますね。

また当時はコーヒーが文化として根付き始め、ブームとなっていた時でした。

エチオピアは生産体制が整っておらず、輸出を断ることもあったそうです。

この時点で発祥の地ながら少々出遅れていました。

アラビカ種はエチオピア原産?

アラビカ種はコーヒーの三大原種の1つで、生産が難しい反面、品質の高さから人気の高い品種です。

このアラビカ種の発祥もエチオピアではないかという説もあります。

ただ、現在では南スーダンで発見され、エチオピアに運ばれたとする説が最優力となっています。

19世紀に巻き返しを図る

少々歴史的に出遅れたエチオピアでしたが、19世紀ごろには生産体制が整い始め、輸出量が5トンになったという記録もあります。

1950年には生産体制の強化を図り、

  • コーヒー豆の格付けシステムの導入
  • エチオピア国営コーヒー協会

などが設けられました。

国を挙げてのコーヒーの生産強化が図られ、生産量が増加していきます。

国際市場へ参入

1990年代にはエチオピアが民主化され、国際市場への参入が決まりました。

しかし、ここでは世界相場の変動の影響を受けることになり、コーヒー業者への支援が行われるようになりました。

現在では世界第5位まで成長

その後もエチオピア農産物取引所が設けられたり、トレーサビリティの向上もあり、世界第5位の生産量を誇る国に成長しました。

現在ではエチオピア豆は日本国内でも数多くのコーヒー屋さんで見かける定番のコーヒーと言えるでしょう。

エチオピアの生産環境

エチオピアは平均標高が1700mと高く、2000mを超える地域もあるほどです。

「ガーデンコーヒー」と呼ばれる小規模農園が多く、基本的には生産されたコーヒー豆は大規模な精製工場へと運ばれそこから輸出されていきます。

以前チレWSのコーヒー豆をご紹介致しましたが、そこにあるように農園というより精製工場の名前がコーヒー豆に付けられることが多いです。

等級(グレード)

エチオピア豆の等級(グレード)は欠点豆の混入率で決められます。

1番高い等級がG1で欠点豆が少なくなっています。

欠点豆の混入が少なければ抽出時の味わいのブレが少なく、再現性の高いコーヒーが味わえます。

ただ、コーヒー豆自体の味わいのクオリティを保証するものではないので要注意です。

品質の高いコーヒーはQグレード認証を受けているかどうかで見分けるのがいいでしょう。

ナチュラル精製が多い

乾季と雨季がはっきりと分かれているエチオピアでは伝統的にナチュラル製法のコーヒー豆が多く生産されています。

ナチュラルであれば、ベリーのような酸味やワインのようなボディと香りが楽しめます。

比較的少なめですが、ウォッシュドも扱っています。

ウォッシュドであれば、もう少し軽やかでジャスミンのような華やかなコーヒーが特徴的になります。

エチオピア産のおすすめコーヒー

どちらも銀河コーヒーさんのコーヒー豆ですが、上がナチュラル、下がウォッシュドのコーヒー豆です。

ゲイシャ種も扱っており高品質であることが伺えます。

どちらも中煎り程度で酸味と苦味のバランスの良い味わいが楽しめるのでおすすめです。

ぜひお試しください。

まとめ

エチオピア産のコーヒーについて解説していきました。

味わいの特徴は

  • 果実のような酸味
  • ワインを思わせる華やかさ
  • ミディアム程度のボディ

が挙げられます。

コーヒー発祥の地としても有名で歴史が深く、現在では世界で5位、アフリカ大陸内では1位の生産量を誇るコーヒー大国です。

小規模農園が多く、基本的には大規模な精製工場や港の名前でコーヒーが出回ることが多いです。

高品質なコーヒー豆が多く、日本国内でも多く見かける人気のコーヒー豆です

私も結構好きですエチオピア産のコーヒー豆。ぜひお試しください。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。

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