カフェインの摂取量を夜にかけて減らしたいんだけど、デカフェ以外に何かある?
苦い方がカフェイン多そうだけど、焙煎によってカフェインの違いってあるの?
そんなお悩みを抱える方に向けて、今回は焙煎によるカフェイン量の増減についてまとめてみました。
焙煎によってカフェイン量は変わるのか?あまり着目しない部分ではありますが、気になりますね。
結論から述べると、コーヒー豆のカフェイン含有量は焙煎によって変わります!
では、具体的にどのように変化するのか。
詳しくみていきましょう。
- 焙煎とカフェイン量の関係
- 深煎り豆の方が重量が軽く、カフェイン量も減少する
- 1杯あたりのカフェイン量は変わらない?
深煎りと浅煎りのカフェイン量の違い
カフェインとはそもそもコーヒーチェリーに含まれている成分です。
その量は、生産国や品種、収穫時期やロットによって異なりますが、大体コーヒー豆の1%程度がカフェインとなっているようです。
※缶コーヒーなどに使用されるロブスタ種はさらにカフェイン量が多い(2%程度)
カフェイン自体は熱に弱く、130度以上で昇華してしまう性質を持っています。
そのため、焙煎していくと、カフェイン量は減っていくと言われています。
ただ、浅煎りと深煎りでどの程度異なるのかは、一概には言えません。
現状の研究では特別言及するほどの変化はないのではとも言われています。
ごく僅か、深煎り豆の方が1粒あたりのカフェイン量は減るということだけは確かです。
1杯あたりカフェイン量
では、実際に飲むコーヒーも浅煎りの方がカフェインが多く、深煎りの方がカフェインが少ないのかというとそうではありません。
焙煎によってコーヒー豆内部の水分が飛んでいき、ガスが含まれるようになります。
そのため、1粒あたりの重量が、深煎り豆の方が軽くなるのです。
そうすると、1杯あたりに使用するコーヒー豆の量が増えます。
その結果、1杯あたりのカフェイン量は変わらず、下手すると増えることもあり得ます。
ここは1杯あたりをどの程度入れるかにもよってくるので、難しい範囲ですね。
1粒あたりのカフェイン量は深煎り豆の方が少ないですが、実際に淹れると変わらないどころか、増える可能性もあるというなんとも厄介なお話です。
カフェインのコントロール
では、カフェインが少ないコーヒーを飲みたい場合や、時間帯によってカフェインをコントロールして飲みたい場合はどうすればいいのか?
おすすめの方法は3つあります。
- ミルクなどで割る
- デカフェとブレンドする
- デカフェを飲む
1つずつ解説していきます。
ミルクなどで割る
コーヒーを普段の半分量程度で抽出し、ミルクなどで割ってカフェオレにしてしまう方法です。
コーヒーが普段の半分量なので、カフェインの量も半分程度に抑えられます。
また、水などで割ればアメリカンコーヒーとしても楽しめますし、1番手軽にカフェイン量を調整できる方法かなと思います。
その他にも、個人的に目を覚ましたい時はコーラで割ったりもしています。
意外と美味しいですよ。
デカフェとブレンドする
デカフェとは、カフェイン量がごくわずかしか含まれていないコーヒーの事をさします。
デカフェについて詳しくは下記記事をご参照ください。
そのデカフェと、普通にカフェインの含まれるコーヒーをブレンドしてあげれば、コーヒーの味わいを損ねる事なくカフェイン量を調整できます。
少々手間ですが、コーヒーの味わいを重視する方には1番おすすめです。
ブレンドの際は、同じ国で同じ焙煎度合いのコーヒーをブレンドしてあげるとより良いでしょう。
そうでなくても、それほど失敗する事はないのでご安心ください。
私も余裕のある時はこの方法をとっています。
デカフェを飲む
こちらもおすすめです。
近年はデカフェの精製方法もよくなっており、味わいを損ねずカフェインのないコーヒーを楽しめます。
夜寝る前など、全くカフェインを取りたくない際はデカフェを飲むのが1番いいでしょう。
美味しいカフェインレスのおすすめを1つだけ載せておきます。
二酸化炭素を使用したデカフェは味わいを損ねないのでおすすめです。
まとめ
カフェインと焙煎の関係についてまとめました。
結論は
- 1粒あたりのカフェイン量は深煎りの方が少ない
- 1杯あたりのカフェイン量は焙煎によって変わらない
- カフェインを減らすならミルクで割るかデカフェをブレンドする
- カフェインを除くならデカフェを飲む
という事です。
カフェインは成人で1日400mgまでが適正とされています。
1日あたり2杯程度がおすすめです。
それ以降飲む場合はデカフェにしておくのが良いでしょう。
カフェインとうまく付き合い、美味しいコーヒーを常に楽しめるようにしましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。
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