自宅用にエスプレッソマシンを購入したけど、コーヒー豆は何がいいんだろう?
お店で使うエスプレッソ用のコーヒー豆に迷っている。
そんな方々へ、エスプレッソ用のコーヒー豆の選び方をまとめていきます。
ドリップとはまた異なり、アレンジの増えるエスプレッソだからこそ、その選び方にも迷いますよね。
私も自店のエスプレッソ豆の選定には悩みました。
簡潔にいうと、エスプレッソ豆は深煎りが一般的!とはなりますが、目的によって使い分けるのが1番かなと思うので、用途別に解説していきます。
- 一般的にエスプレッソ豆は深煎りが多い
- 用途別の考え方4つ
- ドリップコーヒーとの違い
エスプレッソとは
そもそもエスプレッソとはどういった飲み物なのかについては上記記事をご参照ください。
簡単に述べると、専用の機械を用いて急速に濃く抽出したごく少量のコーヒーのことをエスプレッソと呼びます。
かなり濃い味わいのため、コーヒー豆の酸味や苦味をより強く舌に感じられます。
自然の圧力で、淹れるドリップコーヒーに対して、エスプレッソは圧力をかけて急速に淹れる点が大きく異なります。
元々イタリア発祥の飲み方で、コーヒー豆の流通が少ない時代に、少量のコーヒーでも楽しめるように開発されたものです。
そのため、ドリップコーヒーとは見た目も味わいもかなり違う物となっています。
今ではそのまま飲む以外にもラテやアフォガードとしてアレンジすることも多くなっています。
では、そんなエスプレッソに使用するコーヒー豆はどういったものがいいのでしょうか?
深煎り豆が多い
エスプレッソ豆には深煎り豆が使用されることが多いです。
市販ではエスプレッソ用のコーヒー豆など販売されていますが、大体が深煎りとなっています。
ですが、基本は同じコーヒー豆です。
ドリップ用のコーヒー豆もエスプレッソに使用しても問題ありませんし、エスプレッソ用のコーヒー豆をドリップで使用しても問題ありません。
ただ、日本では特にラテなど牛乳と合わせてアレンジして飲む場合が多いので、苦味が強い深煎り豆がよく使用されています。
そのため、個人的には用途によって選び方を考える、または、コーヒー豆を使い分けることがおすすめです。
エスプレッソの飲み方4選!
主にエスプレッソを使用したアレンジは4つございます。
- エスプレッソ単品で飲む
- ラテ系
- アフォガード
- アメリカーノ
1つずつ見ていきましょう。
エスプレッソ単品で飲む
エスプレッソ単品での使用をメインで考えている場合は、浅煎り〜深煎りまでどの豆でも問題ありません。
好みによって使用するコーヒー豆は変えていいでしょう。
酸味がガツンと出るエスプレッソが好きであれば、浅煎り。
苦味がガツンと出るエスプレッソが好きであれば、深煎り。
というように、コーヒー豆の個性を強く楽しめるので、好みに寄って選んで問題ないと思います。
ただ、エスプレッソにお砂糖を入れて楽しむ際には、深煎り豆の方が甘いものと相性がいいでしょう。
ラテ系
カフェラテや、キャラメルラテ、カフェモカなど牛乳やシロップと混ぜて飲むことをメインに考えている方は、深煎り豆の方がおすすめです。
甘いものにはコクと苦味の強い深煎り豆がおすすめです。
浅煎りにしてしまうと酸味がバランスを崩してしまう可能性があります。
また、ラテアートが描けるのもこのアレンジの飲み方の時です。
ラテアート自体も深煎り豆で凝縮された濃厚なものの方が描きやすく、白と茶色のコントラストが映えるのでおすすめです。
日本で深煎り豆がエスプレッソの主流となっているのは、ラテで飲む方が多いことも理由の1つではないかなと思います。
アフォガード
アフォガードとは、バニラアイスにエスプレッソをかけたものをさします。
甘くて冷たいバニラアイスには、深煎り豆のエスプレッソがよく合います。
自宅でもエスプレッソが淹れられる方にはぜひ試していただきたいスイーツです。
個人的に結構好き。
アメリカーノ
アメリカーノはエスプレッソを水又はお湯で割ったものをさします。
詳しくはこちら!
アメリカーノには浅煎り〜深煎りどのコーヒー豆を使用しても問題ありません。
ただ、個人的には気持ち浅煎りのコーヒー豆をお勧めしたいです。
特にアイスのアメリカーノで飲む際には浅煎りの方がキレが良く、夏に飲みやすいドリンクになります。
アメリカーノは韓国の方に人気で、韓国風のカフェなどでは特に浅煎りでアイスのアメリカーノを置いておくと人気が出そうですね。
ドリップコーヒーとの違い
先述してきたように、エスプレッソはドリップコーヒーとは大きく異なる飲み方です。
項目 | エスプレッソ | ドリップコーヒー |
---|---|---|
量 | 約60ml | 約200ml |
抽出時間 | 30秒以内 | 3分弱 |
抽出法 | 専用の機械で圧力をかけて抽出 | お湯を注いで自然の圧力で抽出 |
挽き方 | 極細挽き | 細挽き〜粗挽き |
味 | 濃厚 | コーヒー豆に寄って異なる |
アレンジ | ラテ キャラメルラテ アフォガード アメリカーノ エスプレッソトニック 等 | カフェオレ |
発祥国 | イタリア | アメリカ |
抽出方法や抽出時間が異なれば、単体の量も味わいも異なります。
もはや全く別物のようにも感じますが、使用しているものは変わらずコーヒー豆で、どちらもコーヒーである点は間違いありません。
ドリップコーヒーとエスプレッソではここまで違いが生まれる事がお分かりいただけたと思います。
極細挽きのため、エスプレッソの方が天候や気圧の影響を受けやすく、毎日の調整が特に大事になることもドリップコーヒーとは異なると言えるかもしれません。
まとめ
一般的にエスプレッソ豆は深煎りが多く、好まれやすいです。
しかし、飲み方に合わせて、好みで変えても問題ありません。
個人的には都度コーヒー豆を変えた方が面白いなと感じます。
また、どうしても苦味が強く出したい場合や、酸味を抑えたい際には抽出でのコントロールもできます。
そういったことを色々試してみるのも家カフェの醍醐味ですよ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。良きコーヒーライフを。
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